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Shine Blog

桐生貴政という読み物。

『今はまだ元気なんだから』

エッセイ

 

※本記事は身内のことを綴った備忘録を兼ねた記事であり、病気についての少し暗めの話題なので、そちらをご了承の上でお読みください。

 

 

少し前に父親が病気であることについて記事を書きました。

 

今日がその検査結果が出る日だったのですが、結論からいうと「膵がん」でした。

 

現在は背中の痛みがあり、痛み止めさえ飲めばいたって元気な父ですが、さすがにガン宣告は堪えたようで『もう治んないってよ…』とこぼしてしました。

 

日本膵臓学会によって分類されたステージでは「ステージ4a」だそうです。主治医の説明では転移はみられないが、動脈の周囲に及んでいて手術することができないからそのステージなだけであって、あてにはならないとのこと。

 

患者が痛みを訴えてから発見されると、ほとんど転移した状態での発見が多い膵がんにおいて、転移前に見つかったのは不幸中の幸いでしたが、切ることができないので抗がん剤治療で抑えるしかないとのことでした。

 

抗がん剤の種類についてはいくつかの提案があり、恐らくFOLFIRINOX(フォルフィリノックス)という2013年12月に日本で承認されたという抗がん剤治療を行うことになりそうです。

 

進行と転移を防ぐ意味合いが強い旨の説明をしていましたが、この治療により腫瘍が小さくなり手術が可能になる患者さんも5%程度はいるとのことでした。

 

私はそれを聞いて『まだよくなる可能性はあるんだ』とも思いましたが、当人は耳にも入っていなかったようで、がんセンターからの帰りの車の中で話をしたら『そうか…』と呟いていました。きっと検査結果を聞いていた時は考え事をしていたのだと思います。

 

『病名がついたからって悪くなったわけじゃないんだから』元気出して…

 

そんな言葉を掛けたいと思ったのですが、結局は何も言えず、父の愛車であるレクサスの色んな機能を聞いては『すごいね!』なんて会話をすることしかできませんでした。

 

62才で元気な父の「抗がん剤治療」は明日始まります。どうか抗がん剤が身体に合いますように。それ以上に、親父が元気である”今”さえも失うことがありませんように。今できることを楽しめますように。

 

 

この記事はただの個人的な日記のようなもので、心配してくださった方へのご報告の意味もありますが、それ以上でもそれ以下でもありません。

 

そういったわけで当面は父の付き添いをすることになりそうです。とりあえず自分が時間が作れる状態でよかったと思っています。

 

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