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Shine Blog

桐生貴政という読み物。

「訓練校出てブロガーなんてもったいない」と言う人は、じゃあ私が何をすれば許してくれるのか

ブロガー

 

こんなタイトルの記事を書いていいものかどうか迷いましたが、はてブ数1,000を超えて勢いに乗る話題の記事を目にしたら、書かずにいられない衝動にかられてしまったので、自分の気持ちに素直に従いたいと思います。

 

言及という形をとらないのは、感想を書きたいわけではなく、ちょっと自分のことに置き換えて書いてみたくなったからです。元の記事を批判しているわけでも、リスペクトしてるわけでもありません。

 

 

職業訓練で学んだこと

私は現在無職です。今年の2月まで職業訓練校に半年間通っていましたが、その後は求職状態が続いています。公共職業訓練を簡単に説明すると、雇用保険の基本手当(以下、失業保険)の受給資格を持ち、一定の条件を満たす者が職業訓練校に通いながら、在校中は失業保険を延長して受給できるというものです。

 

加えて職業訓練は受講料も免除され、費用が掛かるのはテキスト代くらいという大変有り難い制度です。もちろん、習得するスキルを活かして就職活動を積極的に行うことが前提ですが、私が受講していたのは最近新たに設けられた「プログラム言語」などが学べる訓練科でした。

 

今まで失業保険すら受給したことの無かった私にとっては、驚くほど充実した制度に感じましたが、訓練の内容は30代半ばを過ぎた中年にとっては転職に繋がるものではありません。6ヶ月間の訓練でHTMLやCSS、JavaScriptやネットワークの知識などを、1ヶ月ずつ区切ったカリキュラムで初歩を学ぶ程度の授業です。

 

ブログを書く上では多少役に立ちましたが、それを糧にして経験の無い別業界のサラリーマンとしての職に就くほどに気力が充実した状態だったなら、恐らく私は職業訓練になど行かず業界に飛び込んでいたと思います。

 

 

雑多な社会人経験

私の最終学歴は高校中退です。父のような職人になることを心に決めていましたが、一度は志したその道も、いくつかの要因が重なり身体を壊して10代で諦めます。その後はパチンコ店で接客のアルバイトから始まり、契約社員、派遣社員、正社員と様々な雇用形態で社会人経験を積んできました。

 

人一倍頑張って、人並み以上に評価されたこともあれば、まったく上手くいかず、逃げるように退職したこともあります。自分が就ける可能性がある範囲の中で職業を選んできたので、低学歴の不便さを実感したことはありませんが、会社員という肩書きを捨てると、有名大学卒という一生消えない肩書きを羨ましく思うことはあります。

 

肩書きとは地位や身分を表す言葉ですが、大卒というのは、たとえ無職になっても使える肩書きです。また、有名大の新卒でなければ門をたたくことすら出来ない、大企業に勤めていた経験というのも、社会において効力のある肩書きだと思います。

 

有名大卒で専業主婦がもったいないというのは、転職経験がある人や、転職を考えたことがある人からすると、確かにそう思えることかもしれません。要は一流企業に入社できるチャンスを逃すなんてもったいないというのは、そうでない企業でサラリーマンをしている人間ならば誰もが抱く気持ちではないでしょうか。ただ、それを口にするかどうかはまた別の話だとは思います。

 

 

言及しなかった本当の理由

こういった話題は、税金や生産性、義務や人間性など、様々な視点からツッコミが入りますが、痛感したのは、色々な立場の人間が、結構他人の価値観に興味があるということです。

 

私は相手が知り合いなら、身の上話をすることに抵抗を感じないほうですが、1,000人以上の他人に身の上話をしたことはありません。記事の内容以上に、あの記事を書いた人は一体いまどんな気持ちなんだろう?といったことが気になってしまいます。

 

こんなに叩かれて辛くないのかな?

実は釣りで上手く言って満足してるのかな?

スケールが大きくなりすぎると他人事のように感じるのかな?

 

なんてことを考えながら、前後の記事をポチポチしてしまうわけです。人は有名人じゃなくても、他人の考えが気になる生き物だということを知りました。結局のところ、言及しなかった本当の理由は、記事の内容ではなく、こういった書き手の背景についての感想だったからです。

 

 

無職の今、考える事

話を自分のことに戻します。私は現在、実生活であまり知り合いに会おうとしません。プロブロガーを目指すなどと言ってみたところで、今はただの無職です。実際には負い目もあります。

 

負い目の理由は、その知り合いの多くが社会的立場を通じて知り合った人間であることと、私自身が社会的立場を利用して立ち振る舞ったことがあるということに起因します。職に就いているうちはそれが仕事のうちでもありますが、本来私はそういった立ち振舞が嫌いです。

 

加えて、今回初めて失業保険でまとまった額のお金を貰うという経験をしました。そうなれば私は大勢の方に扶助された身です。これは『公立大学に税金使って通ってるくせに偉そうにするな』という意見に近い物の考え方で、保険制度である雇用保険においては意味合いが少し違いますが、助けられたという気持ちは持っています。

 

とはいえ、労働者ひとりひとりに感謝を申し上げる気持ちが持てるほど人間できてはいません。このあたりの葛藤が、私を知り合いから遠ざけている負い目の正体だと思っています。

 

 

”もったいない”をなくすための、これからのこと。

失業保険を受給して訓練校を出たのであれば、被雇用者の道を選ぶのが筋です。それをすぐに実行しないことに対して、少しだけ言い訳を聞いてもらえるのであれば、以前の職で劣悪な労働環境の中で気持ちにゆとりを失くしたことが、一種のトラウマになっているのだとは思います。

 

私は自分の裁量でできる仕事であれば、人事を尽くしてきました。低学歴などと言われたことはありませんし、いつだって向上心を持って取り組んできたつもりです。最近は色んなブログを読むようにしているので、挑もうとしているブロガーという選択に対して、端から否定されている記事もつい読んでしまいます。

 

ブログを立ち上げて、マイナーなブログに自分の文章を書くことの理由付けは、もう自分の中では整理されています。数ヶ月先の話をするならば、ブログで生計を立てているか、被雇用者としての給与で生活をしているかのどちらかです。それほど長い期間、無職をしていられるほどの余裕はありません。

 

ですので、間もなく答えは出ます。あくまで直近の話ですが、36才の何の肩書きも持たない男が一つのことに挑戦したログとして、できれば誰かに対して影響を与えられる結果にしたいと思っています。

 

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